天台宗について

◆宗 旨 天台宗 (天台法華円宗)
◆総本山 比叡山 延暦寺 (滋賀県)
◆祖 師 高祖 天台大師 智顗禅師 (中国)
宗祖 伝教大師 最澄上人 (日本)
◆立教開宗 中国の天台智者大師が、お釈迦様ご一代の教えのうち、最もすぐれた法華経を中心として天台宗をお開きになり、その後、伝教大師が中国に渡られ、これを伝えて、延暦25年(806)、日本の天台宗を開かれ、日本仏教の根源となった宗旨であります。天台宗は、この法華経にもとづく一乗の教えを根本として、密教、禅法、戒法、念仏などをその実践の法門としています。
◆本 尊 天台宗のお寺のご本尊は、阿弥陀様、薬師様、観音様、地蔵様、不動様などをおまつりしてありますが、それらは皆、法華経に説かれている久遠実成の釈迦牟尼如来(永遠のいのち、無限の力をそなえられた宇宙の本体としてのお釈迦様)と同一体であるから、すべて縁に従ってこれらの仏、菩薩を敬信します。
◆教 義 この世のいろいろの異なったことがらは、すべてうつりゆく仮りの相であるが、それはそのままに仏のいのち、すがたである。私共は皆、仏の子として、仏と同じ仏性を生まれながら備えているので、人々がこの理りに目覚めて、仏の道にいそしみはげむように説き導くのが、天台宗の教えであります。
◆経 典 俗に朝題目、夕念仏とも称されるごとく、法華経の諸法実相(すべてのものは、みな仏そのもののあらわれである)の立場に立って、すべての大乗経典を敬い、読誦致します。
◆当寺本尊 妙見寺の本尊は、阿弥陀様で、奥の院は、妙見様です。